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情熱の大河に消えるのAOIのレビュー・感想・評価

情熱の大河に消える(2019年製作の映画)
3.9
【詩人を夢見る情熱的なペルーの学生エローは、やがてゲリラグループへの参加を決意する】

詩人として生計を立てるのは画家より難しそう…と軽い思いで観てみたら、その情熱は政治にも

ペルー史は全くわからないが、キューバ革命に影響されたようなので、そっかそういうことか…

どんなに高い志を持っていたところで、愛する人をたいせつにできない人間に 共感はできない
銃で勝ち取る正義を、美しい詩で表現し共感を得られるのかと問いたい

ことごとく手段が間違っている😢方向性を間違えたらその勢いは意味を持たない
詩の言葉を自ら冒涜しているようにさえ見える
そんな彼からは1ミリも愛を感じとれなかった

異なる価値観を否定してはいけないけどもだ😠

虚しく長い100分、主人公への共感度は皆無だが、作品としてはわかりやすく伝わるものもある

自分はお父さんにいちまん票(இɷஇ)ノ

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◆ハビエル・エローに影響を与えたキューバ革命についての忘備録

50年代前半アメリカはキューバに対し 支援という名の賄賂を送ってでも資本主義化させたかった

アメリカベッタリだったバティスタ政権を倒したのがカストロ、その右腕がゲバラ(キューバ革命)
そこに手を差し伸べたソ連(わかりみ!)

ソ連の支援で作ったミサイル基地をアメリカが発見し、キューバは危機に陥るが、そのミサイル基地を撤退する条件としてソ連が挙げたのが以下

・アメリカはトルコに配備していたミサイルを撤去する
・アメリカはキューバに侵攻しない

…で、今も国交はないが戦争も起きていない状態
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