MrNobody

ジョー・ブラックをよろしくのMrNobodyのレビュー・感想・評価

4.0
3時間という長い作品にも関わらず、
もうそんなに経ったのかと体感。


大富豪社長であるビル(アンソニー・ホプキンス)は、ある夜にお告げを聞くが、その後、目の前に突如、死神ジョー・ブラック(ブラッド・ピット)が現れる。

それからは常にビルの側に居座るため、
自分の会社の取締役会にも出席するが、
他の人に正体もバラせないし実に悩ましい状況。
またこれが何を考えてるかわからない死神だのこと。

ずっとビルに絶対的なジョーだったが、
ディナーの席でビルの娘と出会ってしまうことで、
これまでに知り得なかった感情が芽生えてくる。
現世を知らなすぎるが故に陥る恋の落とし穴により、
逆にジョーに対して愛を説くビルという構図の変化が面白い。

ジョーがが恋する令嬢がまた美しすぎて検索してしまうほど。

元々、エンディングが美しいということだけ知ってたけど、
全編を見ると、より儚い美しさを知ることができ、とにかく余韻が心地いい。

この世界の家族とは経済力が違いすぎるけど、
愛に対しての考え方は普遍的なんだ。

愛は情熱であり、稲妻に打たれたような感覚。
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