みおこし

ジョー・ブラックをよろしくのみおこしのレビュー・感想・評価

3.2
有名なのに鑑賞したことがなかったので!

大手メディア会社の社長であるパリッシュはある日どこからともなく聴こえた声に戦慄する。しばらくして、彼の屋敷に見慣れない若い青年が訪問してくる。65歳を迎えて体調が優れなかったパリッシュは、その青年が死神であることを知り、自らの死期を悟るのだが...。

この世のものとは思えないほど見目麗しいブラピ様が楽しめる本作。作品としてはラジー賞にノミネートされるなど、あまり評判が芳しくなかったのですが、イケメン全盛期のブラピを観られるだけでも眼福でした。
パリッシュ役のアンソニー・ホプキンスも落ち着いた紳士の佇まいがやっぱり素敵!

一番の難点が180分を超える長尺だということ。何とか最後まで観たのですが、おそらくもう少しコンパクトに収まるのでは...と思ってしまうほど長く感じてしまいました。この長さは監督のこだわりなのかなぁ...。
人間界に興味を抱いた死神と、死期の近い資産家とそれを取り巻く人々との交流というストーリーはとても面白かった分、何だかとっても残念でした。長すぎるが故に気になってしまうツッコミポイントもたくさんあったので、短かったらそこもあまり気にならなかったかなと...。

その一方で、人生の意義について考えを巡らせる死神ジョーの目の付け所だったり、価値観は目からウロコのものが多くあって心に残る描写がたくさんありました。おばあちゃんとのシーンが個人的には大好き!
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