【幽斎的2023ワーストムービー、スカベンジャーでも最低で賞】
C級スリラーをレビューする、Scavenger第47界。原題「Finders Keepers」普段ならタイトル粗探しをするのですが、此れは納得。AmazonPrimeで0円鑑賞。
本作はアマゾンは「2023」と役所でハンコを押した様な型通りだが、制作が2018年のTVムービー。監督の自主制作より絵面が良いのが取り柄の筈が本作は「TV-MA」つまりペアレンタルロック対象、17歳以下は視聴不可。と言う事はセックスやヴァイオレンス描写が有る筈だが、更に本作の製作がBlack Hole Films、深夜映画御用達のホラー専門会社。ホラー・ファンの皆さん、期待が高まりますね？(笑)。
まぁ、世の中そんな甘い話は無い(笑)。何と言っても本編90分の内、前半の30分は「ホントに」何も起きないので、映画じゃ無くて時間帯に忖度して睡眠導入BGVかな？、と寝落ち推奨なのは良いけど(良くない)。40分を過ぎると急に五月蠅く為るので、寧ろ逆効果で何かの羞恥プレイかと妄想も膨らむ(嘘です)。しかも、心霊モノでも無い。
突然ですが英語のクイズです！原題「Finders Keepers」どんな意味でしょう？。
①「雨降って地固まる」
②「継続は力なり」
③「落とし物は拾い得」
答えは後半で。
「Finders Keepers」と言う映画はカナダ、アメリカで私が確認しただけで6つも有る。日本で観れるのは2014年のチャッキーのパチモンみたいなTVムービー。当然だが映画で同じタイトルは、Ⓒ 知的財産権に抵触すれば逮捕される。だが、例外の一つが「諺」日本人でも分りますね、パブリック・ドメイン。更にStephen Kingにも同名の有名な小説が有る。実は本作は最初「The Worker」と言うタイトルで制作予定だったが、捻りが無いと途中で「Followers」に変えた。しかし、テレビ局から単語では検索に引っ掛かり過ぎるとダメ出しされ「Finders Keepers」にしたら、申し上げた通り同名作品が沢山有るので、監督の名前を付け「Danny LeGare's Finders Keepers」として放送。配信では再び元に戻された。だから、ナニ？って話ですけど(笑)。
豆腐の絞り粕すら卯の花として利用できるが、本作の搾りカスは烏すら見向きもしないだろうが、Filmarksのあらすじが無駄に長くて、Amazonと寸分違わぬ内容。自称若者達が廃墟でダラダラ遊んでいると、無法者崩れのオッサンに襲われ、どんぐりコロコロさぁ大変と言うお話。言い忘れたけどレイプシーンも有るよTV-MAなので。無修正エロ動画がタダで見れるご時世に需要は無いけど。真剣にこんな映画にお金を出すスポンサーって、一体何者なんでしょうね。クイズの答え的には珍しく邦題は的を得てる(笑)。
問題の答えは③、失くしたら泣きを見ると言うアメリカの諺なので、暇潰しに為るかも。
