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モーニング・ムーンは粗雑にのプレコップのレビュー・感想・評価

3.0
80年代の軽チャー映画として「星くず兄弟の伝説」より悪い出来の作品。

インターネット時代をもってしてもほとんど情報のないほぼ素人の監督(渡辺正憲はプロデューサーとして「ウィークエンド・シャッフル」などいくつか作品を手がけているらしい。でも監督としてのクレジットは本作のみ)と主演男優が制作の中心となった本作は、しょっぱなからおサムい内輪ノリからはじまり、渡瀬恒彦の安定感に助けられながらも退屈の一本道を進んでいく。派手なカークラッシュからの無傷などまさに粗雑な進行で、なにも刺さるところのない映画。

その中でもかろうじて残ったのはサザンのアルバム『ステレオ太陽族』の名曲の割合の高さと、顔の雰囲気に新垣結衣感が少しある高樹澪の存在感。
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