第三者の人間が無戸籍ってだけでいろんなことを許してしまったり、置かれた環境に同情することは罪にならないのか。
こう感じてしまうのは自分がなに不自由なく生きてきたからで、このような環境に置かれた人たちが日本に1万人いるとなるとなんとも言えない気持ちになる。
どう感じるかは自由で、どう思うかも自由だけど、選択肢は２つしかなくて、市子を許すか許さないかの2択になると思う。
1人で答えを出すことができないのもこの作品の素敵なところで、誰かと話してまた違う考えが生まれ、現実と向き合い他人ごとではないことを痛感させられるのだと思う。
なんと言ってもキャストが良すぎる。
若葉竜也と倉悠貴が好きすぎるのは元からだけどもっと好きになった。
ほんと役者として彼らに出会えて心からよかった。
間違いなく杉咲花の新しい一面を見ることになるしやはり、そこに生きる市子を存在させている彼女の力を感じた。
