雰囲気といい音楽がとても良い。今年観た邦画の中でもトップクラス。「面白い」とは違う感覚だけど良い映画だったと思う。
杉咲花ちゃんの演技はもちろん、若葉竜也さん、森永悠希くん、倉悠貴くんもすごく良かった。ピッタリとその場面にハマった芝居をしていたと思う。宇野祥平さんも良い味出してたね。北くんへの事情聴取がなかなかに怖かった。あとはね、中村ゆりさんがこの映画でも可愛すぎるんだな。お顔が本当に良い。
市子に感情移入ができたかと言われるとそうじゃないんだけど、なんだろうなしんどいなこれ。無戸籍の子って劇中でも言われていたけど昭和〜平成の間に実際に存在していて、行政が立ち入っても解決できないことが多くてどうしようもないやるせなさがある。
長谷川くん共々幸せになって欲しい。救いはない気がするが...。
1つわからなかったのは、市子が月子になったタイミング周り。多分勘違いしてるんだと思うんだけど、市子を演じるのが杉咲花ちゃんになったタイミングと月子が亡くなったタイミングの前後関係がよくわからなかった。亡くなる前から月子になっていたなら合点がいくんだけど、でも学校に行かずに看病してたもんな...とか。難しい。多分原作にあった一部がカットされてるのかな。わかんないけど。
186/2023
