あらすじは鑑賞前に読み鑑賞したが、想像していたイメージとは違い数十倍話が重かった。
普通に暮らせる、夢がある、明日がある、家族がある、恋人がいる、名前がある、結婚できる、医者に行ける、学校に行ける、
すべてが当たり前の中で育った私達は幸せであると改めて実感できた。
市子の過去は劣悪な環境から生まれたものだと思うが、幸せな時間もあったというのも事実。離婚して戸籍を取れない子供の辛さの叫びの映画であった。
最初の鼻歌のシーンと最後の鼻歌のシーンは、観た後だと違うものになっていて凄く心に響いた。
杉咲花の喜怒哀楽を使い分ける演技力は迫力がありました。劇中で金麦を呑んでいるシーンは思わず美味しそうで呑みたくなるそんな思いになりました。