タミントン

市子のタミントンのレビュー・感想・評価

市子(2023年製作の映画)
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こんな辛いことがあった、悲しい思いをしたとかはなんとか想像できるから共感するけど、
無戸籍。家庭環境が、居場所がとか以前に隠れて生きていくしかない、本名を名乗って生きれない。市子の立場が想像仕切れない。
悲しい辛い以前に、あの時、あの場面でずっとどんな気持ちだったんだろうか。
市子自身も言葉で説明できないような感情を表現した杉咲花が圧巻過ぎる。
最後まで感情が追いつかないけど、「わかんないな」とか「つまんないな」とかでなく、ただただ幸せを願うラストは新鮮でした。