noa

市子のnoaのネタバレレビュー・内容・結末

市子(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

一緒に居て幸せだと思える人との幸福を自ら手放し、失踪した。

何も告げずに消えること、それもひとつの方法で、多分、面と向かって色んなことを告げるよりかは幾分楽だと思うけれど、残された側は疑問や不安を抱えたまま生きていかなければならないし、これから出会う大切な人でも、「また消えてしまうんじゃないか」と考えてしまうかもしれない。

市子の母親が、市子が月子を殺したと知ったときに「ありがとう」と言ったこと、長谷川に「幸せだったときもあった」と言ったことが、かなり重く、心にのしかかってきた。

苦しかった。あと、杉咲花は化け物。
noa

noa