このレビューはネタバレを含みます
無戸籍者の人生について描かれた映画だけど、その他の社会問題も含まれていてずっと気持ちが重く、辛い映画だった
無戸籍、育児放棄、ヤングケアラー、貧困、性的虐待…。こういう問題を抱えている家庭って問題1つだけではなく、複数抱えていることが多い気がする
小学生くらいの子供が自分には戸籍がないことを理解して、誰か他の人に成りすまして生活を送るのはあまりに負担が大きく、自分がもしその立場だったときに理解してうまくやれるものなのか全く自信がない
とにかく辛い映画ではあったが、市子にとって長谷川くんと過ごした3年間は、市子として幸せに暮らせた最初で最後の3年間だったんだと思う
長谷川くんだったら受け止めてくれたと思うから打ち明けてほしかった、と思ったがそんなの当人だったらそうは思えないよな、と思うなど
