YokoHasada

彼方のうたのYokoHasadaのレビュー・感想・評価

彼方のうた(2023年製作の映画)
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春さんの足取りや感覚が、ときどき自分と重なった。人に作ってもらったものを食べると、自分の存在がたしかめられたような気がした日のことを。映画を観終えた帰り道、ふと思い出して窪美澄さんの「夜に星を放つ」を読み返した。やるせなさみたいなものは拭えないけれど、それでも、友人と話したりごはんを食べたりしながら、生きていくことを私が選ぶ。杉田監督の作品を観るとそうしたことをしばらく考えてしまう。(コメントさせていただきました)