他人同士が、お互いに手を取り合い、寄り添う姿に胸を打たれた。
本作では、ドラマチックな出来事や、劇的な展開があるわけではない。
しかし、日常の生活にある風景、例えば誰かと一緒に料理を食べたり、他愛の…
ホン・サンス「小説家の映画」に対しての杉田協士の「予感に満ちている」って言葉が好きでときどき思い出すけど、この映画は真逆で「何かがあった」ことをひたすら思わせる。この先どうなるかが分からないのはわく…
>>続きを読むあらすじを説明するのがとても難しい。
少ない登場人物の誰もが、何かしらの痛みや悲しみを抱えているように見えるけど、その理由はハッキリとは描かれない。
でも、だからこそ抽象化した悲しみは普遍性を持ち、…
『春原さんのうた』を観た後に。
今回もこの場面はこれが正解という解が用意されていないのだけれども、人物の表情や会話や場所などから想像していく感覚がとても心地よい。普段の日常から紡いでいく人間同士の優…
ものすごくよくわかったうえで、背景を語らない方法を選択している映画で、もうこれは良し悪しの話ではない。その手法に共鳴できるか、監督が提示している以上の価値を読み取れない者かに、分かれていくだけだと思…
>>続きを読む雪子を追うと主人公がフレームインする最後から一個前のショットのカメラだけ積極的。むしろそれまでの消極的なカメラのとき、映画は映ってる以上のものへ、フレーム外や音声的なものへと拡張する?
@目黒シネ…
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