オーウェン

アキレスと亀のオーウェンのレビュー・感想・評価

アキレスと亀(2008年製作の映画)
1.9
「TAKESHIS’」や「監督ばんざい!」を得ての作品だけに、その反動だろうと期待はしていたが落胆を覚えてしまった。

特異な家族や生い立ちから絵にある種の執念を持って打ち込んでいく少年時代。
そこから妻を見つけ夫婦として絵画にのめり込む。

新たな絵を作っていくために奇抜な方法で絵画を行う。
時には人の不幸までも、それをチャンスとばかりに実験台となる。

これだけ変人を作り上げておきながら、最後には夫婦の愛で締める。
その安易さに納得できなかった。

結局絵に対する終着点が描かれないのも不満に感じる。
やっぱり内から対するパワーのようなものを感じ取れない作風には食指が動かない。
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