スケールダウンした続編かと思いきや等身大の青春ストーリーで前作よりも個人的に刺さる。映画館と予備校生活が自分とリンクしてノスタルジックな気持ちになった。
ここ数年のシネマスコーレは坪井さんが顔になっていたけど、元々の支配人の木全さんにこんなにも熱い始まりの物語があったのだな。ピンク映画をやめて封切館に転身する覚悟を若松監督に伝える場面は胸が熱くなった。新作をかけ続ける場が無いと次の新作は生まれない。それは100%商売に振り切ってるシネコンでも同じこと。でもそこに矜持はあるはず。何せ振り切ったとて儲からないんだから。そう思わないとやってる意味ないからね。
2024年25本目
