このレビューはネタバレを含みます
本来暖かくて優しいものも、正しく作用しないことには浅はかに相手を傷つけてしまう。
最初から最後まで孤独ややるせなさがひしひしと伝わってきてみていてどこか息苦しい。なのに、ふとした瞬間の輝きや優しさみたいなものがあって、みてるこちらもその瞬間に少しだけ救われる。
誕生日を覚えてくれなくても前向きな言葉を届けてくれる友達がいて、何もないけどそばで父親が死んだことを吐き出せる友人がいる。
全体的に綺麗には理解できなかった。おそらく時系列があっちこっちしているので、見る人によって解釈が変わるのかな。個人的にはすごく好きだった。
空いてる映画館で夜にぼうっとしながらゆっくりみたい。
ランドマークはその場所で目印になる建物のことだけど、東京の中での自分のランドマークはなんだろうな。