月影

剣の月影のレビュー・感想・評価

(1964年製作の映画)
3.9
原作が三島由紀夫ということで、彼自身と重なって見える部分がある。
全国優勝を目指してひたすら真面目に練習を積みたい国分。
剣道の実力はあるが、何かにつけて遊びの方に傾倒する賀川。
国分を尊敬してやまない壬生。
この3者の感情は恋愛に近いものを感じる。

この映画でも「近頃の若いものは何するかわからない」というセリフがある。いつの時代でもそう言われてきたんだなと思う。
この映画では純粋な人こそ何を考えているのかわからなかったのだが。
月影

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