れん

エクソシスト 信じる者のれんのレビュー・感想・評価

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)
3.7
オリジナルに敬意を払いながら真面目に誠実にエクソシストした手堅い一作。場面の繋ぎ、編集に遊びがあり魅力的。取り憑かれ壊れていく様をドキュメンタリータッチで捉える生々しい怖さ、緊張感。なかなかに身体的にも精神的にも負荷がかかりそうな取り憑かれ具合、悪魔感、ビジュアルのきめ細やかさに感心する。レスリー・オドム・Jr演じる父親の動揺した表情から読み取れる彼自身の信仰心への問いかけや葛藤。人と人との繋がりや連帯というテーマ性はハロウィン新三部作を手がけたデヴィッド・ゴードン・グリーン監督が持つ一貫したビジョンがある。
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