しょうさん

エクソシスト 信じる者のしょうさんのネタバレレビュー・内容・結末

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

最近よく「ポリコレがー」みたいな意見を聞くせいで自分も毒されてしまったのか、この作品もやや疑いの目を向けてしまうところもあり…

2人の少女が同時に同じ悪魔に憑かれる事自体は新鮮でいいとは思いますが、その少女がそれぞれ白人と黒人というのは…それだけならまだ対して気にするところでもないけど、そもそも冒頭から黒人の少女が物語のメインで進み、白人の少女は親友とはいえほぼ巻き込まれというかとばっちりで悪魔に憑かれてるわけで、そうなると白人であることの必然性もないわけで、ちょっと疑ってしまうのもある意味仕方ないのかな…しかもラストは白人の少女が自分の意思とは無関係に悪魔の生贄となり、黒人の少女だけが生き残るというなんかモヤモヤする結末だし…冒頭のハイチで祈祷師のお祈り云々も結局物語にはなんの関係もなかったし、だったら地震で母親が亡くなりましたのくだりだけでいいじゃんと思うところもあり…

そういったことを抜きにしても、今回の物語は第1作目の直接の続編ということで、確かに当時の出演者が現在の姿で登場したのはファンとしては嬉しいところ…でもどこか、出演者が存命の間にファンサービス的なシーンが撮りたかっただけ感が強いような気もする…現在だと死霊館シリーズのような対抗馬もあるわけで、どちらかというとこの作品も悪く言えば平々凡々な悪魔祓いでしかない感は拭えないかなという印象でした。思い出補正のせいかもしれないけど、第1作目のほうが間違いなく怖いし…大好きなシリーズだからもっと褒めたいけども、ちょっと苦しい出来だったかなとは思います…


追記
構想は3部作ということですが、1作目のモヤモヤするフラグを2、3作目で回収する予定なんですかね。だとしたら失敗した感強いし、ヘタすれば、まだ作ってないなら残り2作は(人気やら制作側の都合で)なかったことにされる可能性もあり得るかも…
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