このレビューはネタバレを含みます
オーメンシリーズは4とリメイク版以外は観ています(子供の頃なのでかなりうろ覚えですが)。
今回、始まりの物語で悪魔の子を作り出した教会の存在が明らかになった(はず?)。こういうのはやはり後付で考えられた設定なのでしょうか。過去作ではダミアンに与する教会の人間はほとんど登場していないと記憶していますが、間違っていたらすいません。
子供の頃に観ていたが故に、結局悪魔の子は何がしたかったんだくらいの記憶しかないんですよね。1、2の少年時代は、無意識の殺戮。大人になった最後の闘争では、政治やら何やらを裏から牛耳るような至って人間味溢れる活動しかしてないような…自分が子供の頃ホラー映画で全然怖がらずに観ることができた理由がそこなんですよね。
余談が長くなりましたが、つまりは今回の物語で、ダミアンが成長していく裏側で、今回の主人公と教会の戦いを描く新たな物語になるか、或いは過去作とは別の世界線に突入、双子による最終闘争とかに発展したりするのか…
宣伝としては無意味になるけど、タイトルからオーメンを外しておいて、ラストの名前を聞いた瞬間、過去作と繋がるサプライズ演出とかだったらもっとゾクゾクして面白そう(オーメンの名を冠していなければ客は入らないでしょうが)。
過去作のゴシック風の雰囲気から、なんか一気に教会との戦いという妙にアクティブな路線になりそうなのが、正直過去作は無かったことにというか、全く新しい映画としてだったらもう少し評価は変わっていたかも。