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エクソシスト 信じる者のIdeonのレビュー・感想・評価

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)
3.3
 森の中で遊んでいたアンジェラとキャサリンが行方不明になる。家族が探し回るが手掛かりはない。3日後50キロ離れた納屋で発見された2人は、その間の記憶をすっかり無くしていた。家族は2人を連れ帰るが、2人の体に徐々に奇怪な変化が現れ始める。アンジェラの父親のヴィクターは、悪魔憑きではないかと指摘され、50年前の経験者クリス・マクニールのもとに訪れる…というお話。
 空気感は全く違うが、1作目のエレン・バースティンを迎え、地続きの話を目指している。しかし、悪魔祓いへのアプローチの仕方が大きく異なり、キリスト教だけでなく何でもありになっていて、何が悪魔を退散させたのか判然としない。すべてが曖昧で説明不足なので、これがリーガンに取り憑いた悪魔だと言われても納得できない。1作目で表現されていた凍りつくような冷たい映像も再現されておらず、凡百のホラー映画と変わらない。3部作が好きな監督だが、ハロウィン同様、尻すぼみになるのは必至なので、やめておいたほうが良さそうだ。
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