途方に暮れる程の悲しい出来事、コロナ禍のやるせないもどかしさ。
YOSHIKIは音楽の力を信じ続けた。
ドキュメンタリーもあるけど演奏している映像が多めだった。世界中のアーティストとコラボした音楽はとても素晴らしかった。海外の人は知らない名前が多かったけど、カッコいいロック〜クラシックまで、美しい背景と心に残る音楽は、ストーリーを知ったうえで観るとアーティスト達の思いがとても込もっていて、聴かせるだけの演奏とはまた違う深みがあった。
X JAPANの曲、heroやラヴィーナスが流れた時はやっぱりtoshlの歌声を聞きたかったけど、バイオリンもピアノも聞き応えがあった。
SixTONESも（そこまで知らないけど）テレビで見るような爽やかで王子様でキャーキャー言われるようないかにもアイドルという感じではなく、全身全霊をかけてイミテーションレインの歌を熱く真剣に表現していて、迫力に圧倒された。
それにしても、ギターにピアノにドラムに…。一曲で3つの楽器を演るなんて忙しい人だなYOSHIKI。
「YOSHIKIの覚悟」を知る事ができたような、そんな映画だった。
よく悲しい事件とか天災とかあった時に「私は音楽を届ける事しか出来ない」とアーティストは発信していてYOSHIKIも言ってたけどそれ以外にも信じられないくらい色々やってた。
hideやtaijiの事にももちろん触れていて、endless rainのギターソロ、あんな演出ずるいよ…。それだけでもとても価値のある映画だった。
