森林のショットに始まり、森林のショットに帰結する
ノスタルジーとは何なのか、答えが出ないものをそのまま映し出していて、誠実な映画だなぁと思った
主人公となってる男は説明会で意見言う、連絡先渡す、一緒にうどん食うくらいで能動的なアクションがほぼない、サブプロットと呼べるかも怪しいような芸能事務所の二人とか鹿とかの断片的なエピソードだけで進行していく。バランス。にも関わらず映画が成立してるように感じられるのは、明らかに大美賀均の佇まいや芝居に依るところが大きい、最強の当て書き映画だなと思う、そうなるといよいよ昨年のフィルメックスでの「俳優の名前覚えられない」発言への怒りを覚えるな、、そんな正直に言わなくても、せめてアドリブで何とかしてくれればよかったのに。
ちなみに劇中で言及のあった通り、俳優ってがめつくないほど売れるものなのか?本業俳優じゃない人を主演にする人にしかそのセリフ書けなそう。