濱口監督の作品の良い対話は、"素直に話すこと"と"聞くこと"が相互作用することで生まれると思うが、
今回の真泉さん以外のグランピング側は聞く行為を疎かにしており、特に高橋さんは素直に話さず(どこか強がった感じ)、自分本位の向き合い方をして相手に伝わらず、対話にならないという失敗がたくさんあった
最後、そういう小さなずれが重なった結果だとしたら、それは自然な出来事なのかもしれない、
今までの濱口監督の作品は、対立はあっても対話が成り立つことによって理解したり許したりして終わるものが多いけど、今回はバッドエンドで対話のアンチテーゼじゃん!?と思った