先に観た同僚の「悪は全然存在したけどな」という感想がこびりつきながら観た。私はやはり悪は存在しないなぁ、存在しないよなぁ、それは分かってるんだよ!の気持ちになった。誰かにとっての善が誰かにとっての悪になるだけ、ただどんな善もきっと誰にとっても悪ではないなんてことはないのだろうけど。
割と大きめの、壁の色が明るい劇場で観たからか、「私はいま壁に投影されている光を見ている!大勢の人たちと!」というメタ的な気持ちに何度もなった。そういう意味では、映画って良くも悪くも時が止まった様子を観るものなんだな。
私は偶然と想像の方が好き。