圧倒的「何か」を胸中に残す実験的作品!
初めて「北野武映画」を観た時の様な
非常に観客に開けたラスト!
恐ろしくもあり、飲み込めてもしまう!
どこにでもありそうで
どこでも見たことの無い超現実の世界!
今だに解消されない地方街と東京の摩擦、
主人公・巧の不可思議さ、
自然ゆえの不便さを感じる長回し
東京から追いやられる人達の胸中…
あらゆる要素が
絶妙に絡んだり絡まなかったり…
兎にも角にも「悪は存在しない」と言う
タイトルが全てのシーンに惹きつけられる
大きな仕掛けとなっている
(「怪物」「私は最悪」に通ずるタイトルギミック!)
受け止め方は千差万別だが、
必ず「何か」が残る映画!
あと3回ぐらい観たい!
説明会のうどん屋さんの女将さんのセリフ、
良かったな〜!