このレビューはネタバレを含みます
おおよそ原作通り、かつ衣装やセットがロリィタ愛溢れていて満足
火葬の前に由茉の両親と雪夫がありがとうと言って見送るシーンでうるっとしてしまった
原作未読だとやや説明不足な感じはするが問題なく物語に入っていける
映像化に伴ってセックス描写はかなり削られている
現在は無くなってしまったイノセントワールド原宿店、懐かしいお洋服の数々、雪夫と由茉が付き合うきっかけになった靴下がメロディバスケット、チップのターバン野口、当たり前に使用されるスマホ等。平成と令和がミックスされた世界
背景としてぼんやりしている由茉の部屋の本棚にゴシック&ロリータバイブルが並んでいるのが嬉しい
ロリィタ歴の長い雪夫の姉、月子は複数のブランドアイテムをミックスしていてまさしく着慣れている人というスタイリング
まさか吉田羊のクラロリ姿が見れるとは
残念な点を上げるなら、化学の授業中に電話越しにボロボロ泣いた雪夫、それを咎めない教師の描写は欲しかった
実際にピンクの紅茶瓶があったのか、作ったのかわからないが、かなり小さい。大型犬の骨壷より小さいなと冷静に見てしまった
原作では食べられなかった大阪のたこ焼きが食べられてよかったね