む、難しい😓
のにすこぶる面白い。
SF、ラブストーリー、スリラー、様々なジャンルを往復し、ストーリーも過去と未来を往復していく。難解で観る者の手のひらをするりと掻い潜っていくような、まるで観ている間ずっと霧の中を彷徨っているような感覚なのに、最後には普遍的な愛の物語でしかないと納得させられてしまう。その巧みさと強引さに最後まで魅せられた。
Q&Aでの監督からのメッセージで、監督がメロドラマと明言してくれて、とても腑に落ちた。
先日鑑賞して、度肝を抜かれた『メゾン ある娼館の記憶』のときには感じなかったが、フィルモグラフィなどを調べていると、この人は割とジャンル映画の人なのでは?と思わされた。でも、ジャンル映画でありながら、とんでもなくプロトタイプな作品だとも思う。
例え感情を排されても、感情を失わなかった者と同様に最後に行き着く先には愛があるというのはとんでもなくロマンチックだと思う。
ただ、僕は一回でこの映画を理解し切れなかったし、ラストも正直解釈し切れなかった。誰か説明してほしい😭
しかし、だからと言って退屈では全くなかったし、むしろ最後まで息を呑んでスクリーンを見つめ続けていた。
来年公開が決定したと噂で聞いたが、公開されたらもう一回観ようと思う。