ゆうき

DOGMAN ドッグマンのゆうきのレビュー・感想・評価

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
4.5
凄い良かった!泣かされる映画だと思ってなかったので油断しました。さほど期待してた訳でも無かったけど観に行って良かった。不幸な生い立ちの男の半生が語られるちょっといい話かなと思ったら途中の転調が凄くてやっぱりリュック・ベッソンだった。安心しました。
一歩間違うとヘンテコ映画になりそうなところを、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズと犬たちの名演でリアリティラインを保っていた。一瞬「犬にそんなことさせないで」と思うとこもあったけどヘンテコと思えば割り切れる絶妙なバランス(?)。ケイレブくんは「ニトラム」以来だけど本当に上手いな…
ベッソン映画の中では世間的評価はイマイチだけど「ヴァレリアン」が本当に大好きで、あれは冒頭のデヴィッド・ボウイで蛇口が壊れたみたいに泣いて降参したんですが、今回はエディット・ピアフの使い方が上手すぎてまたわんわん泣きました。あと犬たち。犬たちが完璧。ラストシーン最高でした。
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