末期がんで余命わずかと宣告されたジョン・クレイマーはガン患者のセラピーで出会った男から、未認可ながらガンを完全治療する治療の存在を教わる。
藁にもすがる思いで手術を受けたジョンだったが彼らは詐欺集団であり、多くのガン患者から金を騙し取っていた。
しかし彼らは知らなかった。
ジョン・クレイマーが連続殺人鬼ジグソウであることを。
SAWシリーズ待望の新作にして初代ジグソウの帰還。
1と2の間の時系列という設定なのだが、このパターンで永遠に新作を作って欲しい。
個人的には初代ジグソウ以外のゲームをクリアしても助からないシステムが嫌いなのでジョンが戻ってきただけで大満足。
今回は最初からジグソウ視点で始まるので、いつものようなどんでん返し感は薄め。
ジョンがピンチに陥るシーンもあるが、「どうせ死ぬのまだ先だしなぁ」と思ってしまうのもちょっとこの設定の悪い所か。
装置自体の無骨な手作り感や、相手に合わせたゲーム作りは初代ジグソウらしく満足。
ついでにアマンダやホフマンなども出てくるあたりファンサービスとしての要素はかなり大満足。
グロさには自分が過去1キツかったSAW6のOPゲームに並ぶぐらいグロくて吐き気がした。
ラストは少し今までのジョンからすると違和感のある終わり方だったが、かなりキャラの立ってる悪役だったので制作が決定している次回作に引っ張るつもりだろうか。
とにかく初代ジグソウの信者は大喜びできる一作なのは間違いない。