みなも

ぼくは君たちを憎まないことにしたのみなものレビュー・感想・評価

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実話に基づく作品。とにかく心が苦しかった…。

妻を失った主人公アントワーヌ・レリスが、日々を過ごしていくうちにテロ犯。「憎まないことに決めた」ストーリーではなく、「憎まないと決めたことによる苦悩」が描かれていた。
見る前まで、前者だと思っていました。

アントワーヌ役の方の演技はもちろん、幼い息子・メルヴィルの演技もとても良かった。
あんなに幼いのにあんなに演じられるのはすごいなぁ。
純粋無垢で、より胸が痛かった。

憎まない、怒らないと決めて気丈に振る舞いつつも、それでも乗り越えられず悲しみや怒りにひどく苦しめられている様子が痛いほど伝わりました。
どうか心が休まりますように。

良い作品でした。
みなも

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