このレビューはネタバレを含みます
「ぼくは君たちを憎まないことにした」
予期した展開とは正反対であった。当初の衝撃や混乱から冒頭の言葉に辿り着く迄の心の軌跡かと思いきや、事件直後にこの言葉が生まれていた。悲しみや怒りの渦の中で自分を…
今日は2024年11月13日、そうあのパリの同時多発テロからちょうど9年です。毎年パリのこの時期は秋も深まり落ち着いた美しい季節。クリスマスのイルミも始まります。あの9年前のテロの翌日もしっかりとデ…
>>続きを読む愛する妻を突然亡くしてしまってからの葛藤が実にリアルだったと思う。
亡くしてすぐは実感がなくて君たちを恨まないときれいごとを言ってしまったけど、それが意図しないところでどんどんと独り歩きをして自分の…
「君たちを憎まないことにした……」
どうしてそんなことが言えるのだろうか?
とても崇高な言葉だ。
人間は悲しみや苦しみに苛まれ、誰かを憎む。
例えば、復讐に命をかける人もいる。
憎しみに憎しみを与…
息子の為、憎しみで覆われないように言葉を綴った。ただそれだけ。
苦しみは無くならない。
自分の心が壊れないように言葉で防御したようだ。
子役の子がとてもキュート。
子供はうるさい生き物。分…
パリの同時多発テロ事件をもとにした、ジャーナリストの実話を映画化。
「いつも通りの日常」を送っていたはずだったのに、突如愛する妻を失ってしまう絶望、恐怖。
プッツリと日常の糸が途絶えてしまう感覚を、…
最愛の家族を突然に奪われ、心の整理もできないままに日常が始まっていくその辛さが、痛いほどに伝わってきた。主題はその奪った人たちに対する怒りや憎しみとどう向き合うかということなのだと思うけど、それより…
>>続きを読む©2022 Komplizen Film Haut et Court Frakas Productions TOBIS / Erfttal Film und Fernsehproduktion