悲しみや憎しみは後ろ向きな感情。
ずっと抱えていると前に進めない。
気持ちが前を向くには相当な時間がかかるだろう。
物音に彼女の気配を感じてしまい引越しを決めるアントワーヌ。
息子がいなかったらどう…
最愛の妻の命を奪ったテロリスト達を憎しんで当然なのに、「君たちをうらまないことにした」と毅然とした態度をとることに決めて、それを文章に綴るシーンが印象的。たとえ建前であってもそう思えることがすごいし…
>>続きを読む憎しみは何も生まないってのは良く聞く言葉だが、それを言えるのは本当の当事者で、相手を憎まないでいられるのは相当の葛藤が必要だと思う。
事件からそろそろ10年経つのだが、この親子は今どう生きているの…
2015年、パリの同時多発テロで妻を亡くしたアントワーヌ
心の整理がつかないまま
フェイスブックに投稿する
犯人への手紙の形式で
「僕は君たちを憎まない」
幼い息子を抱えたアントワーヌの気持ち…
しんみり
終わった後、誰ひとり喋らず、粛々と会場を後にした。
テロリストに突然身内の命を奪われて、
「憎しまない」とはなかなか言えんで。
でも、そうだよね。負の連鎖になるだけだもの。
幸せに生きる…
〝君たちに割いている時間はない〟
パリ同時多発テロで最愛の妻であり息子の母を亡くしたアントワーヌがFB上で犯人へ宛てた手紙。
達観などできる筈ない喪失を抱えながらも、息子と共に憎しみのない人生を続け…
結論として「憎まないことにした」のではなく、決意として「憎まないことにした」という点が異色。
そして、そう宣言してしまってからの葛藤の危うさが見てて切なくなること請け合い……なんだけど、ヤッパリ、た…
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