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キラー・ナマケモノのYSKのレビュー・感想・評価

キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)
1.3
見たいなあとは思いつつ結局時間をつくれずに終わってしまった今作も、あっという間に自宅で視聴することができる!そう、U-NEXTならね!U-NEXT最高!U-NEXT最高!

パナマで悠々自適の生活を送っていたナマケモノが、ひょんなことからアメリカに密輸され、しかも女子大生に拾われちゃったぞ…というお話
なんかあれだけ見たいと思っていただけに、大いなる期待には大いなる肩透かしがあるものだなあと悲しくなってしまいました

女子大生に拾われアルファと名付けられ女子寮で暮らす彼が、女子寮で暮らす女子大生たちを鋭利な爪でもってズタズタに引き裂いていくというのはいいのですが、肝心要の殺害シーンが全て「全て」『全て』暗転!What?
しかもセックスどころか乳首も裸もない!What?
挙句の果てに横たわる被害者たちの亡骸の隣で自撮りに明け暮れるわ、自動車を運転するわ、冷水シャワーの温度を超高温にするわ…What?

おっと失礼、私の中のストーン・コールド・スティーブ・オースティンが出てしまいました
殺人シーンが全て暗転で済まされているのももちろんそうなのですが、特に最後ですよ
パナマの汚いどぶ川べりで暮らしていた田舎者がスマホや自動車なんてものを扱えるのが間違いとしか言えないのですが、そもそもスマホや運転なんていうナマケモノいや動物の範疇を越えるのはいかがでしょうかね、それを許してしまったらナマケモノだろうがカピバラだろうがバクだろうが、何でもよくなっちゃうじゃないですか

ナマケモノらしさがないくせにナマケモノじゃあできないことばかりをされたらそりゃあ冷めますわ
まあ『キラーソファ』しかり『キラージーンズ』しかり、「キラー」で始まる作品にまともな面白さを期待してはいけないということですね、かといって他の「キラー」作品ほど笑えるシーンもありませんでしたけど
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