彦次郎

郵便探偵ロストレターズ 手紙がもたらす小さな奇跡の彦次郎のレビュー・感想・評価

2.5
配達不能な郵便物を扱う遺失郵便課の活躍を描いたミステリー。元々は2013年放送の人気ドラマシリーズで本作はその後を描いた映画版にあたります。ドラマ版については”この郵便探偵チームのリーダーであるオリバーは切手を貼って郵送する手紙が人間のコミュニケーションにおいて重要であると信じている、郵便物愛好家。チームには他に夢見る乙女のようなリタ、郵便物の調査方法の達人で内気でシャイなノーマンで構成されていたが、ある日シェーンというオリバーとは真逆のテクノロジーマニアがチームにやって来て”始まるようです(ミステリーチャンネルのイントロダクションより引用https://www.mystery.co.jp/programs/lostletters_mystery/)
本作の冒頭で職員採用時にノーデリカシーな若者が手紙をぞんざいに扱い不採用になったことで”郵便探偵”たちの矜持が伺い知れます。ドラマ版未視聴のため何が何やらですが4人の男女のうち2人は結婚、残りの2人も結婚間近という設定。更に本作では妊婦が新メンバーとなり赤子を巡り親密になるという超アットホームな職場となっていました。メインの話は宛先が判別できない手紙は白血病で苦しむ7歳の少年を励ますため、“フレッドに会わせたい”という内容で受取人を探すべく奔走する人情モノに近いミステリーとなっていました。
感想を一言でいうと地味。わざわざ映画にしなくても…という気もしますがファンの方には大変失礼に当たるのでドラマ版未視聴で映画版のみを観た者の戯言と受け流していただきたい次第。いつでもスーツを着ているオリバーが手紙に固執しているというくらいにしかキャラクターに印象を感じませんでしたがドラマ版を観ていれば感想も変わっていたと思います。
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