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光る鯨のmarimoのレビュー・感想・評価

光る鯨(2023年製作の映画)
3.5
低予算な作品でありながら
しっかりSF作品でパラレルワールドものです

VFXパートも要所要所に必要最低限
なので逆に安っぽくならない絶妙なバランス

シチュエーションの持つ力が強く
本作の肝となる異世界へ繋がる老朽化した団地
もう本作の主役はこの団地なんです

この団地をロケ地に設定した時点で作品のクオリティが確定してます

パラレルワールドの描き分けなんてほとんど無いように見えるのにちゃんと別の世界線であることが分かる不思議さ

3人の友情が世界線を超えて再編成していく喜び
世界線を超えた家族の空白の時間が埋まる温もり
それでも全てがパラレルワールドだから漂い続ける切なさ
時に世界から自分が切り離されてしまうような心細さ
この空気感の描き分けが自然で繊細

これは監督の他の作品も観てみたいぞと調べるも配信もセルもないので待つしかない
早く出して下さい

と、色々と感想を書いたものの1番印象に残るのは
…ちょっとお姉ちゃん可愛すぎです
もうお姉ちゃんの事しか考えられないぐらい好きです(マジ)

…失礼いたしました

中神円さんだそうです
他の作品もチェックします

〜舞台挨拶あり〜

森田監督
イト役の関口蒼さん
ハカル役の佐野日菜汰さん
ツキオ役の古矢航之介さん
4名の撮影時のお話を聞くことができました
司会進行の方はおらず監督が回していく形だったのですが良い意味でグダグダな感じで良かったです

横浜シネマリンは最寄りが横浜駅でなく関内駅と都心からはボチボチ遠い場所
最終上映回ということもあり空席が目立つ感じで残念だったのですが
主要メンバー3名が揃う舞台挨拶は今回が初という貴重なタイミングで居合わせたのはラッキーです

パンフレットにもそれぞれのサインをいただきました(パンフも500円と爆安)
普通に会話もできてこんな近い距離でサインもらえる贅沢

シネマリンさんもっと宣伝した方が良いです
と言いつつ
感想で後押しすべきなのに
感想サボってた結果
この感想投稿タイミングで最終日の上映回終わっちゃってます(シネマリンさん本日まででした)
ごめんなさい

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劇場名 :横浜シネマリン
上映日 :2024/05/18(土)
上映時間:20:10 ~
上映劇場:シアター1
上映作品:光る鯨
座席  :C-4
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