モフモフモサモサ

52ヘルツのクジラたちのモフモフモサモサのレビュー・感想・評価

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)
3.5
ハシゴの一本目(後に舟を編む35㍉リバイバル)

原作未読。

最初に。
昔TVドラマでよくあった何とかサスペンス劇場のクライマックス。
どこかの崖で犯人を追い詰めて刑事や関係者が真相を語るとき何故か向かい合ってではなくて各々あさっての方向を向いて話す場面を見かけますが、現実的にそんなわけなくて相手の目を見て話すのが普通だと思っています。舞台演劇やながら話や寄生獣じゃないんだし。

本作、ほんの少しそういう普通は言わないんでは、又はしないんではっていう台詞や演出があって…ん?って違和感感じた次第(個人的見解)。
会社内での壮絶な喧嘩、公園での工務店兄さんの涙は良しとして人情台詞等。

鑑賞中にそういうことを感じながら、
それでも…

志尊淳氏の端正な顔立ちと
らしからぬアゴのちょび髭が何気なく伏線(マジ)で、

映画を最後まで鑑賞して浮かんだ言葉は、
彼と彼女こそソウルメイト。
そしてそこには控えめな愛があった…と言っておく。