このレビューはネタバレを含みます
杉咲花の演技がとにかく魔法みたいにすごい 杉咲花に見つめられると胸が詰まるし杉咲花が泣くとこっちまで泣きたくなる 脚本の荒とか題材に対する甘さとかも頭から飛んじゃうくらいの演技
虐待親のステレオタイプ度合いだったり、DV婚約者だったり、加害側が分かりやすく悪者すぎてこの題材を中心に据えてそんな甘い記号にしていいのか…？という不信感もありながらどんどんしんどくなってく展開で、とにかく杉咲花の圧巻の演技でちゃんと満足できた 感動というかしんどくて泣けた 志尊淳のお母さん役の演技すごいしんどかった 死ぬのつらくて泣けた
名前のつけられない関係、というおそらく主題の描き方はすごく納得感があったし、終始曇り空の画面がその微妙な心情と溶け合ってて言外に伝わる感じが良かった うまくいかないし問題は山積みだけど一緒にいたい人がいる/いた/いつかそうじゃなくなる日がくるかもしれないけど確かに一緒にいた時間がある/(ただそれ以外のノイズがうるさい)
エンドロールの夕焼けと2人、よかった 私は空とか田舎とか島とか現代日本の風景がだいすき
