全ては、
安さんの言葉
家族は呪いになる
だなぁと
家族だから、一緒にいて支えて支えられて
その先にある愛情を夢見て我慢して
苦しくなる
主人公も、彼女が出会う人達皆、
家族の呪いに囚われてる。
というか、世の中の人全てかもね
呪いから祈りに変われば救われるのに…
何も言わなければ誰にも届かない。
52ヘルツのクジラのように通じなくても
声を出してればこうやって人間に届いてるし
理解しようとしてくれる人が現れる。
1人で抱え込まなくていいと伝えることができるから。
杉咲花ちゃんの涙は本当に、胸が締め付けられるものがある。本当に上手い役者さんだな。
そしてこの作品の要、安さん役の志尊淳は
この手の難しい役を
やらせたら右に出るものはいないと思う。
数年前に演じたドラマで、逆のパターンの
トランスジェンダー役を演じてたけど
今回のも、何も違和感感じないし自然体で
美しくて、芯が強くて、中盤の母親と向き合う時のシーンに、涙が止まらなかった。
そして、ベテラン勢の、倍賞美津子さん、
余貴美子さん、流石だった。
それと、西野七瀬は、真面目な役より
ぶっ飛んだ役の方が、彼女の良さ出せる気がするので育児放棄母、ムカつくほど良かった。