のあ

52ヘルツのクジラたちののあのレビュー・感想・評価

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)
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日々色んな情報が目に、耳に入ってくる時代
、声にならない声なんて正直考えたことがなかったことに恥ずかしながら気付かされた。

自分の存在意義をなんとか確立するために、人を心身ともに傷つける人というのは一定数いて。
どんなに自分が真摯に真っ当に生きていても、思わぬところから矢が降ってすごい勢いで刺さることもある。
という現実をまざまざと見せつけられた気がして苦しかった。

シンプルに愛のない感情なんて、なくなってしまえばいいと思う。

と同時に自分の言葉や行動が誰かに対する矢になってないかすごく怖くなった。
大切な人を守るためにも社会問題、人の感情、もっともっと色んなことを勉強しなきゃいけないなと思った。

作品としては
・杉咲花の発声の幅に鳥肌、愛の母親と対峙する時の声の太さ初めて聞いたかも、圧巻。
・アンさんの存在感に圧倒された、志尊淳ってこんなに凄かったんだ…
・小野花梨ちゃんはの存在感ももはや安定。演技じゃなくて魂乗り移ってる?

見終わった後もしばらく引きずってしまう、重たいけれど自分の血肉にしたいと思える作品でした。
のあ

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