ケ・セラ・セラの余韻。
モロッコに旅行に来ていたマッケナー一家は旅先でベルナールという謎の男と知り合う。
翌日、マッケナー一家は観光中にベルナールが殺されるところに出くわしてしまう。主人公ベン・マッケナーは死にゆくベルナールから要人が暗殺されることを聞かされ、そこから様々な出来事に巻き込まれていく。
冒頭の導入の巧さはさすがヒッチコックです。何がこれから起こるんだろう的な。ただそれ以外は謎解き要素がなく淡々と進む物語を見ている感じになってしまったのは残念でした。ヒッチコック作品にある、こんな展開になっちゃうの!?的な驚きもありませんでした。ラストのジャンプアップは相変わらず健在で余りにもあっさりしていて面白かったです。
総じて少し物足りなかったです。期待値が高いせいというのもあるのでしょうが。