このレビューはネタバレを含みます
極めて刺激的な作品。
春画は江戸時代におけるただのエロ本だと思い込んでいたが、そんなのは大間違い。
300年続く江戸時代の文化・芸術の絶頂なのだ。
劇中において、コペンハーゲンに住む春画研究家・コレクターが、日本と西洋のエロティック芸術の相違点を語るところが印象的だ。
「日本においては、当時の大スターたちが好んで春画を描いた。葛飾北斎、歌川国貞、喜多川歌麿などが代表だ。しかし、西洋ではそんなことは皆無だ。ここに、春画というものは日本文化・芸術において、立派な芸術ということができる」
春画、もっと知りたい。