ベラボー

アイアンクローのベラボーのレビュー・感想・評価

アイアンクロー(2023年製作の映画)
-
プロレス史に残る一家の有名な悲劇を染み沁み綴った秀作。
等身大の青春しているひとときが美しくて泣けて…
鉄の爪で掴んだ栄光とその代償。
兄弟以上に感じる両親の闇と空洞が哀しい。
鉄の爪剥がし生身の我が掌で掴もうと踠く先には…。
誰も悪くはない、と思いたい

家父長制とか男らしさの呪縛が大きなテーマと思われますが、父エリックの愛情の在り方は史実通りなのか創作なのか。
史実通りとしたらあまりにもいたたまれない...
夭折した長男の代わりに長子として苦悩背負うザック・エフロンはレスラーの肉体とともに素晴らしかったです

24.4.1鑑賞(先行試写にて)

テキサス州ダラスという地名を知ったのはエリック一家のお陰。ブロディを通じてだけど。
レイス、フレアー、ブロディ、フリーバーズの再現っぷり。
「プロレススーパースター列伝」「世界のプロレス」「ザ・プロレス」...

テーマ分かるんだけど、つまらないことかも知れないけど。
彼の、彼らの“痩せ我慢““矜持“を悪者やダメなものとして一方的に断罪したくはない。
あくまで映画内で描かれたことに関してですが
ベラボー

ベラボー