"一家の呪い"と"兄弟愛"に強く胸を打たれる壮絶なフォン・エリック家のお話。
フォン・エリック家のことは全く知りませんでしたがそれでも充分に伝わるメッセージ性がありました。
自分の支えとなる愛すべき存在なのに意図せず呪いとなってしまう切なさを描くお話となっていて、プロレス一家のスポーツ映画と思って観ると結構しんどいと思います。
一家一人ひとりの個性や関係性が丁寧に演出されていて、呪いの複雑さと家族の深い愛情の相反する二つが反発し合う様子が胸に突き刺さりました。
あと全然違うベクトルになりますが、あの『ハイスクール・ミュージカル』で爽やかに踊っていたザック・エフロンのゴリゴリに仕上げたマッチョ姿が超かっこいいです。
プロレスに興味がなくてもファミリードラマ系が好きな人ならきっと刺さる作品だと思います。
