ストーンロック

アイアンクローのストーンロックのレビュー・感想・評価

アイアンクロー(2023年製作の映画)
4.5
 プロレス見初めて50年。あのフォンエリックスが映画で甦る日が来るなんて。
 成り行きを知っているので、最初から破滅に向かっているのがわかるので辛い。
 プロレス史の代表的悲劇。当時次々と亡くなる兄弟のニュースを聞くたびに驚いていた。当時分からなかった兄弟仲が良かっただけに辛さ倍増。映画はそこにスポットをあてている。マイクってこんなに優しい子だったんだ。可哀想。フリッツも母親もどうしようもない。両親の最後が語られないのは映画の結論かも。本当にパムがいて良かった。居なかったらケビンだって分からなかった。
本人達と俳優がややイメージと違うがストーリーに影響はない。
 怒りに任せた試合が良くてフレアーに誉められるのも皮肉。
 全く触れられなかった六男クリス。映画は事実よりオーバーに語られる事が多いのに、
事実の方がきついからなのか。もうコレ以上観客が耐えられないと見たのか。
最後は救われたように見えるが、ここも事実と違う。
 ケビンの子供もその後レスラーに。ケビンの勧めだとか。信じられない。ケリーの娘もレスラーになった。どうして?
 フォンエリックスの名前と、必殺のアイアンクローはそれだけ影響力が強く、カリスマ性があるから?何故なんだ、ケビン。
呪いのは今も生きている。
 当時のレスラーやテレビの感じは懐かしい。当時の関係者で数少ない生存者、グレートカブキさんはどう見たのだろうか?聞いてみたい。