2時間に収めるには少々無理があったんじゃないか、というのが正直な感想。
ザック・エフロン演じるケビンの時間が長いせいか兄弟たちの描写が淡白に感じ、後半の悲劇のパートがあまりにも唐突に見えた。
前半で毒親、呪いの深刻さが描かれるかと思いきや割と明るく家族で過ごしているように描かれており、後半のギャップに気持ちがついていけなかった。
結末では、果たしてこれは呪いに打ち勝っていると言えるのか?これが解放でいいの?というしこりが残ってしまい、イマイチ共感できない話に着地してしまった。
ただザック・エフロンをはじめフォンエリック兄弟たちを演じた俳優陣の役作りは凄まじく、改めて俳優という化け物の凄みを感じることが出来た。