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片目のジャックのSIのレビュー・感想・評価

片目のジャック(1960年製作の映画)
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2021.8.2
自宅PCにて鑑賞

西部開拓時代のメキシコ。銀行強盗中に親友に裏切られたプレイボーイの主人公は、5年の服役後、保安官へと鞍替えした親友を見つけその娘と恋に落ちる。自らの恋愛観の軽薄さ、親友による疑いと嫉妬、ワルによる強盗計画の強行に苦しみながら、主人公は親友を遂に撃ち殺して彼女と愛を誓う。

マーロンブランド唯一の監督&主演作。
元々はキューブリック監督&ペキンパー脚本の予定だったらしい。

ホンが良くない。主人公は義賊でなく、真の愛に最後に気付いたプレイボーイであるだけなので、共感しにくい。
ロマンスとしてみると、ならず者が保安官の娘と恋に落ちてしまう、という障害が中々面白いのだが、ロマンスとしての味付けが弱く描写も浅い。恋に落ちる説得力がない。
復讐モノとしても中途半端。

マーロンブランドはこれを撮りたかったのか、と思わされる演出もなく、消化不良。

ヒロイン役であったピナペリサーは、褐色の肌に真珠のような眼が非常に綺麗であった。30歳に自殺で早逝。無念。

マーロンブランドとピナペリサーの輝きは、
これぞ映画、でしたが、
話はハマらずでした。
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