このレビューはネタバレを含みます
「つまり"ライク・ア・ヴァージン"さ」
家で観た時は登場人物を整理するのに精いっぱいだったけど、映画館で集中して観て味わいが深くなった。やはりタランティーノは映画館に限る。
ブルー一言も無く、死ぬシーンもない。スタッフの一人か?ってくらいの扱いだったの全く記憶になかった笑
今観ると、低予算でものすごい工夫してるのが分かってそこも面白かった。これは映画人好きの映画だよな〜と。物語の中心である強盗シーンは回想にも登場しないし、唯一のセットと言っていい倉庫では色んな撮影法で観客を飽きさせない。見事。
強盗前から強盗後にいきなり時間が飛び、徐々にそれぞれの関係性や過去の行動が明かされていく。それらのピースが全てハマっていき、見事なオチに繋がる。なんて切ないBLなんだ…
ナイスガイ・エディの声がジョン・ベルーシそっくりで好き。
マイケル・マドセン演じるヴィック・ベガは、『パルプ・フィクション』のヴィンセントと兄弟と知ったのは、タランティーノのドキュメンタリーでした。兄弟仲良く蜂の巣笑笑