さっ

誕生日のさっのレビュー・感想・評価

誕生日(1993年製作の映画)
4.5
プリントタイトルは『痴漢電車 いやらしい行為』、監督名義は幡寿一だった。『ソナチネ』『ヌードの夜』『パトレイバー2』も公開された'93年。みんな同じ、涙が出るほど切ない空気が流れてる。ある範囲の映画人は2年後のカタストロフと戦後神話の解体を予感してたんじゃないかと思いたくなる。変な結果論なのはわかってるけど。最後にゴムボートの林由美香が東京湾(そういえば上の3作にも全部出てくる)をプカプカ漂いながら歌う「ダイナマイトが百五十屯」があんまりにも尊い。SM(電車内!)姉貴も好きだけどオナホ教を布教する(電車内!!)兄貴がぶっちぎりで狂ってる

実相寺みたいな超広角画面、林が彼氏と別れる駅のホームの白とび
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