2024/03/02鑑賞。
ナイツ塙といえば、『言い訳 関東芸人はなぜＭ-１で勝てないのか』(集英社新書)のイメージが強く、毎年M-1の時期になると読み返したくなるぐらい好きだったので、
こちらも楽しみに鑑賞。
映画っていうより、漫才協会のことを分かりやすく紹介していく番組のようで、
いい意味でテレビで見れる軽さ。
面白いかと言ったら、芸人がカメラを向けられて喋ってるんだから当然面白い。
ただ撮影機材がよくないのか、インタビューや劇場を捉えた部分の音があまり良くないので、一部ネタが聞こえにくかったりして少しノイズ。
ナレーションは別録りだから当然良くて、それとのギャップも苦しい。
私がドキュメンタリーに求めてる「ストーリー性」的なところはそんなに強くなく、
強いてそういう部分を挙げるなら大空遊平の復帰と、内海桂子の話かなあ。
内海桂子の話をラストに持ってくるとこに塙の師匠へのリスペクトを感じる。
ハマカーン、U字工事、わらふじなるお、錦鯉、にゃんこスター、じゅんいちダビッドソン、ふじいあきら、X-GUNなどなど、
漫才協会所属やったの知らん人めっちゃおる。
塙のスカウト半ばネタにされてたけどかなりマジやったんやなと思わされる。
出演はしてないけど、所属芸人一覧のシーンでさらっとオリラジがいるのも驚き。
と思えば、普通に聞いてて誰やねんと思う名前もたくさん出て来て、
極めつけは高峰コダマ。
すごすぎる。そしてそれを追う塙も面白すぎる。
映画としては評価に困るけど、
普通に面白いし見てよかった。
しれっと消しゴムサッカーを普及しようとするな土屋www
