Yuri

スパイキッズ:アルマゲドンのYuriのレビュー・感想・評価

1.2
ロバート・ロドリゲス監督の売りは、低予算で作り込まれた世界観を描きだすところだと思うのですが、ネトフリでやると予算だけバカみたいに費やして大味な駄作になりやすいんですよね。それにロドリゲス監督もハマってしまった感じです。同過去シリーズはあまり記憶にないのだけど、もっと大胆でスパイグッズが格好良かったような・・・。本作はレトロゲームの世界観を意識しているからか、全部少しずつダサいし、アニメみたいにご都合主義の主人公に都合の良い展開しか起こらないので、楽しめても小学校低学年までかな。。隠れ家のギミックがドラえもん映画で観たことある感じのものばかりなので、低年齢層は好きだと思います。その割には子どもが普通に「ARだ」とか難解ワードを言ったりするので、デジタル世代の子どもたちってここまで進んでるのか!と焦らされます(汗)うちの子も何度PCのセキュリティ突破したことか(涙)でも、知識は大人顔負けでも心の純粋さは子どもそのもので、彼らの良い意味でお花畑のような頭の中の世界が羨ましかったです。ゲームのようになってしまった世界をゲームが超得意な主人公が簡単にクリアしていってしまうので、キャラも観客もいまいちハラハラドキドキ出来ないのも敗因かな。同じライフがあるゲーム「ジュマンジ」なんかと比べると一目瞭然です。アクションもヒットガール的な速さと子どもならではのハイスペックなアクションではないので、見どころが少なくてダラけてしまいました。アルマゲドンと副題についているということはリブート1作で終わりなのかも知れませんが、もし、続編が作られたとしても積極的に観ようとは思わないかな。
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